お盆北海道旅行②
こんにちは
ヒレカツです。 北海道旅行二日目、この日は室蘭エリアからわりと近場の洞爺湖温泉に向かうことにした。某アニメの聖地でもあり辺り一帯が山に囲まれている場所。一度は行きたいと思っていた。東室蘭駅から各駅停車の室蘭本線で最寄りの洞爺駅まで向かう。洞爺駅。特急も停車するので非常に立派な駅舎だった。洞爺湖サミット記念会館のような施設も併設されていた。駅弁も売っていたが、この日は臨時休業とのこと。無念。
洞爺湖洞爺駅からバスに揺られ、ついに洞爺湖に到着。バスは1時間に一本は確実に出ているので意外とアクセスは良好である。この時関東は大雨だった。洞爺湖の『王』の一人勝ちということか。まずは遊覧船に乗り、中島という無人島に行ってみる。まるで乗船客を案内するかのようにウミネコがたくさん飛んでいる。フェリーの最上階から餌をあげている人もいた。自分は過去に八戸市の蕪島というところでフンをかけられたトラウマがあり、客室内から恐る恐る様子を見ていた。
中島博物館前桟橋。事前予約制ということでもないので帰りの船の時間は自由である。トレッキングコースもあった。ただ時間的にキツイので、行けるところまで行ってみる。辺り一面木々と雑草で覆いつくされており、文字通りマイナスイオンで充満している。調べたところトレッキングコースは8キロほど。これなら最後まで進めば良かった…小さい鳥居と神社もあり神秘的だった。実際どこを撮っても絵になる。偶然遠近法ぽい写真も撮れていた、うむ。ちなみに洞爺湖一周はフルマラソンと同程度。レンタサイクルがあれば全然回れる距離である。(後に判明したが、この近辺にレンタサイクル屋が二軒あった)
洞爺観光ホテル本日の宿、日帰り入浴もできる洞爺観光ホテル。部屋からの眺望。これ遊歩道から見るより眺めが良いのでは?ホテルの目の前にあったセイコーマートで購入した遅めの昼飯。スパゲッティ110円はあり得ないくらい安い。
肝心の温泉だが並大抵の日帰り温泉とは規模が違った。大浴場、露天風呂、洞窟風呂、テレビ付きのサウナ、水風呂と充実した設備。大浴場はかなり熱めだったので露天ではんなりした。やっぱり温泉が一番気持ちいい。卓球の設備もある。家族やワイワイ系の人にとってはたまらないだろう(ソロ旅勢)
洞爺湖温泉観光協会洞爺温泉の最寄りのバス停、観光センター。奥の方に天体のメソッドのパネルも設置されていた。愛だろ…
そしてここから17時発のサイロ展望台に止まるバスに乗車しようとしたのだがまたしてもアクシデント。 このバスは『事前にバス会社に連絡しておかないと乗れない』ということは調べていたので分かっていた。 分かっていたのだが、帰りの便がこの時点で既に出発している(経路は札幌~洞爺湖温泉)ので、今から予約しても無効となる、とのことだった。 なんなんだこれは、ならもっと中島でトレッキングを楽しんでおくべきだったよ泣泣きながら撮った。
望羊蹄も満席だったので渋々違う店で夕食を食べることにした。家族経営店の居酒屋で飯。田舎にありがちな一見さんお断りという雰囲気もなく、快く迎え入れてくれた。観光地価格なので安いとは言い難いが、人の温かさを実感できたひと時だった。中学生くらいの女の子も配膳を手伝ってくれた。ありがとう。夜になると花火大会が開催されていた。 この時期は毎日行われているらしい。 夏の風物詩、乙なものだ。 ちょうど最後の一発が打ち上げられてから数分後、雨が降ってきた。 グッジョブ、お天道様。 安すぎてまたまた買ってしまった夜食。デブが加速する。
最後に洞爺湖温泉、あちこち旅行した中でもトップレベルの観光地だと確信した。温泉、自然、人情と三拍子そろっているのが強い。今回は行けなかったがサイロ展望台、有珠山洞爺湖展望台、そうべつ公園洞爺湖展望台といったスポットもある。次に行く際の楽しみが増えたので、これはこれで”あり”。
俺が探していた旅情は…ここにあった(岡崎朋也)
お盆北海道旅行①
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ヒレカツです。お盆休暇ということでどうにか取れた三連休、この時期最高の避暑地である北海道に行くことにした。乗るのは8時半に成田空港発の便。
だったのだが…
電車遅延である。倒竹ってなんだよ、聞いたことがない。普段成田空港までは日暮里からスカイライナーで向かうのだが、この日に限って総武本線経由で行こうとしたのが運の尽きだった。この時点で搭乗手続き終了まで20分を切っていた。旅先で骨折したり靴底が剥がれたりすることはあったが、そもそも目的地に到着できない可能性がでてきたのはさすがに初めてである。ここまでついてないとは思いもしなかった。半ば諦めかけて次の搭乗便も検討していたが………だがどうにか間に合った。搭乗締め切り5分前にゲートをくぐる。北海道に向かうどころかなぜ出発の段階でこんな目にあっているのか。無事新千歳空港着。とりあえず安堵し勝利のモスバーガーを食す。(旅先で入る店か?)各駅停車で苫小牧、東室蘭と乗り継ぎ着いたのが室蘭駅。生憎バスとの接続時間が悪く、駅周辺を散策できなかった。終点の地球岬団地というバス停で降車し、目的地までウォーキングする。車は多少は見かけるが、歩いているのは自分だけである。涼しいが急斜面がずっと続くのは堪えるものがある。
地球岬バス停から15分ほどで到着。「断崖」をアイヌ語で『チケプ』→『チキウ』→『チキュウ』→『地球』というのが名前の由来らしい。半ば強引すぎる気もするが、これはこれで乙なモノである。気が付けば、遥か遠いところまで来てしまった…(nano.RIPE)最果て感が満載だが、思った以上に観光客で賑わっていた。それにしても風が強い。
トッカリショ展望台さっきよりもさらに風が強くなっている。浜風のせいで余計に寒い。ここはアイヌ語で「トカル・イショ」、アザラシの岩という意味らしい。こんなところにおるんかなぁ。霧がかかっていて味がある。送電線すらも絶景の一環となっているのが面白い。行きとは違うルートでバス停まで戻ったが、この辺りは新築の一軒家もあれば空き屋も多かった。玄関が二重になってる奴(ジャルジャル)
母恋駅せっかくなので帰りのバスは途中の駅で降りてみた。室蘭支線、終着室蘭駅の一つ前の駅である母恋。北海道特有の駅舎にストーブが設置されている。これが人の”営み”か。貼られているポスターもかなり古い。母恋めしという駅弁も売っているらしい。母の日にここの駅弁をプレゼントするのも良さげである。30分に一本程度の間隔で電車が出ているのもありがたい。東室蘭駅。正直室蘭駅よりも活気がある。駅前にはセコマ等のコンビニや飲み屋が充実している。ほとんど地方にありがちな土休日定休日の店ばかりだったが…。探しに行くのも面倒だっので、ホテルの別館にあった食事処で飯。白米みそ汁お替り可で800円ならまあ安い部類だろう。金欠オタクにとってはありがたい。
最後に余談だが、テレビの11chでアダルト番組が見放題だった。時折チェックしたが、なぜかフ○ラ物しか放送しておらず幻滅した。大衆の性癖というやつは、なかなか理解し難いものだ。
~GW九州縦断旅行~四日目
こんにちは
ヒレカツです。
ゴールデンウィークから随分と経過してしまいましたが、九州縦断旅行の続きということで。
この日は宮崎駅を出発し大分県に進出、日本一の温泉地別府に行くことにした。
鉄輪温泉別府駅からバスで20分、鉄輪温泉街に到着。 至る所から湯気が噴出している。歩道にも普通に足湯やスチームがある。 休館日、またこれか… ただここは別府。 他にも入れる日帰り温泉はごまんとある。 ネットでも評判が高いひょうたん温泉 という日帰り温泉施設に入ることにした。 露天風呂、打たせ湯、檜風呂等豊富な種類の温泉が揃っていた。 自分が入ってきた中では間違いなく断トツで満足できた日帰り温泉だと思う。 横になれる休憩室も併設されているので自由気ままにリラックスしていられる。 一生ここで時間を潰していたい。 明日で連休が終わってしまうのが憎い。
併設されていた食事処で昼食。
豊後牛のすき焼き。 旅先らしい ”良い"ご当地料理を今回初めて食べた気がする。 人生が5回くらいあったら5回食べたい。
腹も膨れたことだし、散歩がてら『地獄』を巡ることにした。この『地獄』というのは鉄輪温泉の噴出口の通称である。やはり別府に来たからには避けることのできない観光地だろう。
①海地獄ちなみに一か所あたり400円の入場料がかかるが、共通券を買えば2000円で済む。コバルトブルー色に青く透き通っていて綺麗。 実質沖縄だべここ。
②鬼石坊主地獄沸騰している様子が坊主に見えることからこの名前が付けられたそう。泥のような物質がこぽこぽ湧いている。正直地味な感じだがその温度は100度近い。 落ちれば死。
③白池地獄
青く透き通っている。 海地獄と見た目の違いはほとんどない。 ピラルクやスポテッドガーがいた。カッコいいな、昔熱帯魚を飼っていた身としては羨ましい限りである。
④血の池地獄おそらくここが別府で一番有名な観光スポット、血の池地獄。真っ赤。ようやく『地獄』っぽくなってきた。
⑤かまど地獄売店に鬼滅の刃(有名なアニメらしいですよ)のグッズが大量に売られていた。以上。
⑥鬼山地獄印象に残ったところと言えばここ。ワニがうじゃうじゃおる。世界最長寿のワニの剥製も展示されていた。
⑦龍巻地獄他の地獄とは少し離れた立地にあり、バスで移動した。 凄そうな名前とは裏腹に、間欠泉が数分置きにちょろっと噴き出しているだけだった。 一番地味だったやつ。
最後に、帰り際に食べた蒸しプリンがガチで美味しかった(画像なし)。土産に購入したプリン風味のサンドクッキーも旨すぎてさすがにこれ。※イメージ図駅でホテルまでのシャトルバスを待っている最中カラスにフンをかけられそうになったがどうにか回避した。あと2,3メートル横にいたら確実に被弾していた。
夢を語れ別府店。正直旅の最後はここで〆ようかかなり悩んだ(旅先で食べる料理か?)けどやっぱりやめとくわ。何かと憎い鳥を食べることにした。宿の近くで食べた居酒屋のとり天。これがまた旨いのなんの。サクサクのくせしてあり得ないくらいふんわりした噛み応え。やっぱり本場の料理は味が違いますわ~!(メジロマックイーン)(激寒)この日は死んだように爆睡。そして翌朝の朝食はバイキング形式。鶏めしと謎の鶏のフライが良かった。危うく朝っぱらからフードファイトするとこだった。別府は料理がとても美味しいので温泉以外でも普通に楽しめそう。
総括
実はこれまで九州は佐賀しか行ったことがなかったので、今回の連休で東九州(特に宮崎とかいう僻地)を満喫できたのが最高の思い出となった。今思い返せば指宿唯一のソープでの”失態”も良い笑い話だろう。桜島の天才馬券師にもまた会いたい。来年のゴールデンウィークも頑張れば十連休になるので、今度は霧島~熊本~長崎旅行をやろうかな。
いや、多分やらない。
~GW九州縦断旅行~三日目
こんにちは
ヒレカツです。
GW九州旅行三日目、この日の日程は宮崎まで。鵜戸神宮。断崖絶壁にある。
まずは指宿枕崎線で鹿児島中央駅、そこからは特急きりしまで宮崎駅まで向かう。 日豊本線の車窓からは普通に桜島が見える。いい眺めだなぁなどと思っていると普通に噴火していることに時間差で気づく。こんなにホイホイ噴火されたら火山灰の後処理が大変そう。市内あちこちに置いてあった黒い袋はそのためのものか。 これは何? (ガキどもが……) 特急なので主要駅以外はどんどん通過していく。そして気になったのがここ霧島。山々に囲まれており電波は2本しか立っていなかった。霧島神宮や霧島温泉などの観光地が有名な場所。芋焼酎もここが本場だろう。鹿児島空港から高速バスもでているのでアクセスもそれなりに良い。次に鹿児島に来るとしたらここだろう。揺れること3時間、ようやく宮崎駅に到着。
特急海幸山幸一ヶ月前に予約しどうにか指定席を取ることができた特急海幸山幸。関東で例えるならサフィール踊り子号だろうか。運賃が特段高いわけでもないのにゴージャス感が他の列車と段違いである。話し声を聞く感じ、博多弁の子連れが多かった。川崎から遥々来た余所者は自分だけか。地ビールも販売していたが、金がなさすぎて泣く泣く購入を見送った。
日南駅日南駅着。日南線の中では立派な駅舎の部類に入ると思う。有人駅だった頃の名残もまだ残っている。目の前には大通りが広がっており、自称金賞受賞のから揚げ店があった。
とりあえず近場のホームセンターに向かうことにした。というのも…毎度おなじみ旅先でのハプニング、今回は『靴の損傷』だった。下田でのリュックの破損に続いてこれである。やっぱりワシは"持っとる"男(待宮栄吉)。先日職場のPCもなぜか突如壊れたため、これ以上良くないことが多発するようなら本気でお祓いに行こうと思う。どこかいいお寺を知ってる方、いたらご教授願います。 奇跡的に駅から1キロ圏内にダイソーがあった。キャリーケースをガラガラ転がしながら100均に入店したのはさすがに初めてである。駅まで戻りチキンクリスプ2つを食しながらどうにか修復作業をする。とりあえずくっついたので良かった。これで"歩ける"。
鵜戸神宮日南駅からはバスで30分もかからず到着。バス停からは少々離れており、階段を上ったり下りたりしながら本殿まで歩く。鵜戸神宮。洞窟のように削られた地形の中に本殿がある。1回100円でできる運試し的なやつ。ちなみに自分は全く掠りもしなかった。これを外したのが運の尽きか…?小さいが稲荷神社もあった鯉のぼり、気持ちよさそうに泳いでら。
青島さすがに疲れが溜まってきたせいか、バスの中では爆睡していた。奇跡的に鵜戸神宮から直通のバスが走っていたので時間のロスなく到着することができた。そしてこれが青島の隆起海床と奇形波蝕痕。鬼の洗濯板と呼ばれているやつ。地層が隆起し、砂岩層だけが積み重なった結果できたらしい。史跡天然記念物にも登録されている。辺り一面に広がっている。毎度自然の力には驚かされてばかりである。石の上にも三年。ヤシの木も生えている。持続力がなく左曲がりだが(そかw)。東南アジア諸国によくいがちな乗り物。温暖すぎる気候と言い本当にここは日本か?宮崎、恐れ入った。駅前までヤシの木でびっしりである。帰りの列車は観光客で大混雑だった。何だかんだ毎日10キロ以上歩いているので足がもう辛いのなんの。宮崎駅まで戻り夕食。ようやく、と言うかこれが旅先らしい初めての食事である。宮崎名物チキン南蛮。米とみそ汁はお代わりし放題。3杯頼んだらさすがにフードファイトのスイッチが入ってしまった。正直そこらの定食屋で食べるチキン南蛮とは味付けが違った気がする。さすがは本場の料理。宿まで歩いていると珍しく飛行機雲が見れた。最後の最後で消える飛行機雲を見送ることもできたし、今日は間違いなくTrue Endだろう。
GWは残すところあと二日。帰りたくねぇ…。
~GW九州縦断旅行~二日目
こんにちは
ヒレカツです。
GWから早二週間、九州旅行の二日目ということで、薩摩半島を南下することにした。
指宿温泉街鹿児島中央駅から指宿枕崎線という路線に乗り、ひたすら南下し到着したのが指宿駅。 地元の高校生と老人以外ほとんど乗客はいなかった。 指宿は摺ヶ砂浜温泉(俗に言う砂蒸し温泉)で有名な地域。 次の枕崎行きの電車が来るまで1時間の余裕がある。 とりあえず軽く街を散策してみる。駅の目の前にある商店街。バブル期頃は繁盛していたであろう通りだが、現状は8割のシャッターが閉められていた。廃墟も目立つ。この時小雨が降っており(またこれ…)、開聞岳は見えなかった。ただ、海を眺められるだけで非常に心安らぐものだ。既に砂蒸し温泉は営業していた。このテントの下で皆ホクホクしているのだろうか。無料の足湯も併設されていた。貧乏旅行をする者にとって、このくらいの方がむしろしっくりくる。完全に貸し切り状態なのが良い。…というのはただの強がりで、目の前に砂蒸し温泉があるのにわざわざ足湯に入る男。逆張り以外の何者でもない。とりあえず夕方にまた来るとして、指宿枕崎線にて次の目的地まで向かう。
西大山駅ついに到着、日本最南端のJR駅、西大山駅。"映え"るせいか、下灘駅レベルの混雑だった。写真撮影の時間をあらかじめ設けてくれて数分間停車するのだが、普通に下車する旨を車掌に告げると驚いた顔をされた。2時間半待ちくらい余裕である。緯度がほぼ同じ地域も書かれていた。実質エジプトだろここ。ともあれ稚内駅、東根室駅は去年訪れたので、残すところは最西端の佐世保駅のみである。そのうち行きたいね。この客たちは一体どこから来たのかと疑問に思っていたら、もはや駅よりも大きい駐車場が併設されていた。そりゃそうだ、わざわざ列車に乗ってここまで来る人間の方がよほど風変りだろう。(俺は電車君じゃない)明らか国鉄時代のきっぷ入れもそのまま現存されていた。旅情があっていいなこれ(俺は電車君じゃない)道路を挟んだ目の前には道の駅もあった。自由に読める観光ガイド系の本もあったので、雨が降っても時間を潰せるのでこれはいい。半額セール中のチョココロネ(70円)が身に染みる。ただ最果ての地まで来たのに休憩だけするのはもったいない。 せっかくなので"歩いて"みることにした。 辺りはキャベツ畑しかない。 本当にそれ以外に何もない。 THE・田舎の田園風景。 実家が恋しくなる。 少し離れてみると開聞岳の全体が見える。 これは車で来た人では拝めない風景。 己の足で来た者の特権だろう。 ゴタついていた割に非常に充実したひと時だった、ありがとう西大山。 西大山駅からはさらに奥の方に進んでいくことになる。 聞いたこともないような、そして明らかに1日に10人も利用者がいないような、いわゆる"秘境駅"が続いた。 レールが痛んでいるせいかやたら、というより物凄く揺れる。
枕崎駅やっと着いた。 JR終着駅、枕崎駅。 稚内からここまで一本のレールで繋がっているという事実、そして何より達成感がすごい。 大通りに謎のアートを多数展示していた。 これが一体何なのか、凡人には知る余地もない。 駅前には大型スーパーがあるものの、他はほとんどがシャッター街。 多分営業もしていない。
駅付近を散策していると、なかなか面白そうなものを発見した。 知覧エリアを経由して日置市まで結ぶ路線がかつては通っていたらしい。 足元を注視して歩いてみると、レールを剥がしたような跡も多数残っていた。 ともあれ枕崎はとても良い地域だった。 活気もあり辺境という感じはそこまでなかったが、明らかに最果ての地に来たという実感は湧いた。 再度指宿まで戻り、砂蒸し温泉に入るとする。
砂蒸し温泉一時間半くらいでようやく指宿まで戻ってきた。 一度宿にチェックインをし割引クーポンも貰ってきたので無敵である。
砂蒸し風呂には全裸+浴衣の格好で浸かった。 身体全体に砂を乗せられ、それなりに強めに動かさないと全く身動きが取れない。 気づかぬうちに低温やけどする恐れがあり、長風呂は控えるように言われたので15分くらいホクホクした。 横にいる人もその辺浴衣で歩いてる人も皆全裸なのか~などと考えながら露天風呂に移動しはんなり。 これが旅情か。
ここからは完全に蛇足だった。 だが見つけてしまったのである。
指宿エリア唯一の風俗を ソープランド秘宴
地方(ましてや指宿)の店である。どんな老婆が出てくるのかと、内心不安でしかなかった。…が、結論から話すと嬢は100点だった。外見は普通にオフィスにいそうなOLといった感じ。栄町や川崎のソープ街で働いていたこともあるらしく、川崎の治安の悪さトークで盛り上がった。まあ話が脱線しすぎるのもどうかと思うので端折るが、自分の(異常)性癖が仇となる結果となった。まぁいい思い出になったから後悔はしてないけどね。飲食店がほとんど閉まっておりやむを得ず食べた鹿児島ラーメン二郎。本来なら居酒屋で一杯飲もうとしたのだが普通に入店を断られた。その結果が二日連続のラーメン。これが人生。23000円の高級ご当地ラーメンは旨いか?旨いとも、絶品だ。
結局この日得た教訓だが、最後にそれを書き記し、二日目の備忘録としたい。
旅行なら旅行に専念しろ。 『風俗はやめとけ』
~GW九州縦断旅行~一日目
こんにちは
ヒレカツです。
春の18きっぷシーズンも終わり社畜生活に勤しむ今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。今年のGWは5連休。旅行に行かない手はない。函館、洞爺湖あたりに行こうと思っていたが、避暑地として北海道は夏に行くことにした。せっかくの連休なので遠い県、さらに程よい気候(だとこの時は思っていた)の九州をプチ縦断することに決めた。
帰り際の桜島
自分が予約した航空券は成田空港を7時55分発の飛行機。家から空港に向かうまでは始発で出発してギリギリ間に合うくらいなので、正直ここがこの旅最大の難所だったと思う。緊急事態宣言の影響で電車も減便されていたので、時間内に到着するかヒヤヒヤした。結果想定していた時間より早い電車に乗り継げて全く問題なかったのだが。(”持ってる”男)
鹿児島空港には2時間くらいで到着。空港からバスで40分、鹿児島中央駅に到着。アミュプラザの観覧車が映えるもの。商業施設も含めると都心のそこそこ規模のある駅と同等の大きさ。さすがは市内一の駅である。そして暑い、蒸し暑すぎる。関東の気候と全く違うのである。本当の南国に来たって感じ。この時期から半袖で歩いている人もかなりいた。市街地は路面電車社会。5分に1本くらいの間隔で次々と路面電車がやってくる。区間は鹿児島中央駅から鹿児島駅まで。当然信号待ちもあるのだが、路面電車特有の駅間の短さのせいか微塵の遅れも発生しない。それとも信号をあらかじめ考慮した時刻表なのか。ともあれこれはすごい(すごい)。後述する天文館通りで客が一斉に降りてしまった。桜島フェリーの最寄り駅、水族館口に着くまでは自分一人のみの乗客だった。水族館前から徒歩10分で到着、桜島フェリーターミナル。しかしフェリーに乗車した矢先に突然の豪雨。何だこれ、タイミング悪すぎるだろ。湿度も上がり蒸し暑くなる一方。単なる通り雨なら良いのだが……
桜島ついに桜島に到着。ここまで片道200円しかかからないことをこの時点で初めて知り、さすがに横転しかけた。バスの1日乗車券も購入したが、まずは自らの足で桜島の地を踏みしめてみることにした。
フェリー乗り場を出るとすぐにタクシー会社や民家が立ち並ぶ通りに出た。島内の人口は5000人弱。おそらくここにも人が住んでいるのだろう。ちなみにこの遊歩道の脇にある岩は全て、噴火した岩石が堆積してできたそう。自然の力に改めて腕組みしながら頷いた。
桜島ビジターセンター桜島の起源と歴史、観光案内をしてくれる施設。何の計画も立てずに来てしまったので、見どころを紹介してもらえたのは非常にありがたかった。無料の足湯もあり、鹿児島市内を眺めながらはんなりできる。瞑想するにはオススメの場所。
烏島展望所桜島が噴火した影響をもろに受け埋没した、烏島という島の一部を展望所として整備した観光スポット。もうこの時点で十分桜島を満喫できていた。気が付けば雨もやみ、最高の一日ではないか。
叫びの肖像長渕剛の桜島オールナイトコンサート記念に作られた石碑。ちなみにこれも全て桜島の溶岩で作られているそう。さすがの自分でも長渕剛が桜島でライブを開いたのは聞いたことがあったが、まさかこんなところで7万人も客を動員させたのは素直に驚きである。島内パンクするで。この辺りから見る北岳と海が非常に綺麗だった。そしてバスに乗り本日最後の観光名所、湯之平展望所に向かう途中、奇妙な光景を見た。墓石に屋根がついていたのである。ググるよりはやく、バスの運転手がアナウンスしてくれた。噴火した際の火山灰対策だという。画像はリンクから。
桜島周辺地域の墓地 | 全国観光資源台帳(公財)日本交通公社
湯之平展望所バスは30分に一本間隔程度だが、ここはメインスポット。観光客で賑わっていた。北岳に最も近く、島内で一番高い展望所。市内を一望でき、空気も澄んでいる。これが旅情か。他にも黒神埋没鳥居や有村溶岩展望所といったスポットもあるので、(いつになるかはわからないが)また来る機会があるなら訪れみたい。ほな桜島、さようなら~。
天文館通り帰りのフェリーでは日焼けした中学生が多く乗船しており、また桜島行きのフェリーにも明らか部活帰りという感じの少年がわんさかいた。鹿児島本土⇔桜島で通学をしているのだろうか。関東在住の身からするとなかなか信じられない光景だが、地元民にとってはこれが当たり前なのかもしれない。本土まで戻ってきた後は鹿児島駅まで歩いた。いかにもターミナル駅のような名前だが、周辺には公園しかなく駅はこじんまりとしていた。ここから路面電車で天文館通りまで向かう。天文館通りの街並みの写真は全く撮っていなかったが、だいたい雰囲気は吉祥寺サンロードと川崎駅前通りを足して2で割ったような感じ。飲食店や服屋が立ち並んでいるが、お世辞にも治安がいい街とは言い難い。一本道を外れるとパチンコ店や風俗街となり、黒服のアンちゃんもキャッチに必死だった。ちなみにこの日の宿から徒歩2分圏内に風俗店もあったがさすがに我慢した。そこまで私の意思は弱くない。大通りにあった謎の家系ラーメン屋で晩飯。「旅先で食べる夕食か?」と聞かれたら何も言い返せなくなってしまうが、チキンもついて880円。普通に安くね?そしてこの日移動したルートをマップ上に表すとこんな感じ。(さすがに適当すぎるけど許してください)東側の観光スポットまで巡るにはもう少し緻密なスケジューリングにする必要があったので、一日バスが乗り放題のサクラジマアイランドビューの区域だけに絞ることとなった。雨も止み、特に不幸なこともなく桜島を堪能できたので今日は最高だった。
GW初日は絶好のスタートを切れたので、続く指宿観光も楽しみである(盛大なフラグ)。
18きっぷ伊豆旅行②
こんにちは
ヒレカツです。
バスの残り時間まで爪木崎で思う存分瞑想をした後は休憩所で茶を飲みつつ、昔海女だった80代店主の話を聞いた。 ちなみに自分の地元もかつては海女がたくさんいた地域なので、会話が弾んだ。 これこれ、これが旅の醍醐味。 冬には水仙が咲きほこり綺麗だということも教えていただいた。 名残惜しいがこの辺りで爪木崎を後にし伊豆急下田駅まで戻る。 次の目的地は寝姿山。 駅からすぐのところにあるロープウェイに乗る。
寝姿山15分間隔で運行されているロープウェーに乗り到着したのが寝姿山。 下田の市街地、伊豆大島まで見下ろすことができる。 そして山頂内はウォーキングコースが設定されている。 一周するのにはゆっくり歩いて30分程。 東急グループ創設者の石碑。 ちょうど海とは真逆方向。 意外と山に囲まれているのか。
下山後は下田の町並みを散策してみる。 街は基本シャッター商店街。 呉服店やTHE・床屋といった感じの理髪店ばかりである。
ペリーロード1キロ程歩いたところで見えてきたのがこのペリーロード。 そう言えば下田に港を開いたんだっけ和風づくりの店が立ち並び非常に風情がある。 実質伊豆の小京都だべこれ。 他にも日米和親条約を結んだ場所である了仙寺、当時の町並みや歴史物を展示している黒船ミュージアムなどがある。 時間の都合上寄れなかったので、次に訪れた時にでも行ってみたい。
時間も16時を過ぎそろそろ”終わり”が近づいてきた。 今日は18きっぷ日帰り旅行最終日。 ラストを飾るにふさわしい観光地、白浜神社に行くことにした。
白浜神社伊豆急下田駅からバスで10分、白浜神社に着いた。 あいにく本殿は16時の時点で営業終了となっていたので、海岸にたたずむまさに”True End”スポットを見に行くとする。 東映の最初のあれとまではいかないが、いい具合に荒波となっていた。 岩に波打つしぶきが乙なモノ。 同じような鳥居がある大洗磯前神社にも何度か行ったことがあるが、大洗に行くと毎度のごとく雨が降るため、実際晴天時に海辺の鳥居における波しぶきを見るのがこれが初めて。 乙なモノです(2回目)白浜海岸はそこそこ広く、風紋もできていた。 鳥取砂丘だと人が多すぎるのでまあ見られない光景。 下田という立地も含めて、このくらいの海岸の大きさが丁度いいのかもしれない。 陽が沈む方角を完全に勘違いしており最後の最後でやらかしたと思ったが、その必要はなかった。 素晴らしい景色。 爪木崎同様、無心で海を眺めるのは良いものだ。 最後に伊豆急下田駅に併設されているチェーン店っぽい海鮮屋でまぐろの漬け丼を食べた。 ワサビが非常に利いていた。 ツンどころか普通に辛い。 がそこがまた良い。 スーパーで買う200円のそれとはわけが違う。 これで正真正銘最後、伊東駅行きの伊豆急行線に乗車。 名残惜しすぎて途中どこかの温泉宿に泊まろうかと本気で考えたが、これが男の引き際である(青嶋達也)。 次回来る機会があるなら大室山、伊豆熱川温泉に宿泊してみたい。
群馬県(伊香保温泉)、山梨県(身延エリア)、そして静岡県の伊豆半島とどれも関東近郊の18きっぷ旅行となった。 いつもは遠出先からさらに移動といった旅をするのだが、今回の日帰り旅行も悪くなかった。 未だに余韻に浸っているし、むしろ少し名残惜しいくらいが『また訪れたい』という気持ちにさせてくれるのでこれはこれで。
次のシーズンは夏。 夏の青春18きっぷ発売まで待ちきれない。